矯正歯科と抜歯
矯正歯科と抜歯
矯正歯科で抜歯を行うメリットとしては、歯を抜かなかったことにより矯正で歯茎が下がってしまう点や、治療してもまた歯並びが悪くなってしまう事がない点があります。他にも歯を抜かないことによる弊害として、いちばん後ろに生えている永久歯が歯茎に埋まってしまったり、猿のように口元が出た顔になるリスクもあります。
特に顎が小さいために歯がキレイに並ぶことができないケースは、矯正歯科で歯を抜いた方が歯列矯正が成功しやすくなります。逆に歯を抜かずに済ませてしまうと、矯正がうまくいかなかったり必要以上に時間がかかります。また抜歯しない代わりに顎を広げる治療を行うことも起こりえる事で、この場合当然ながら治療期間も長くかかります。更に下手をすると、歯の神経が死んでしまうと言う結果になるケースもあります。ただし、子供の場合は顎を広げて歯を抜かないで矯正を行う選択肢もあるので、大人になって矯正するよりも有利であるポイントです。
矯正歯科で何故抜歯をするかについてとデメリット
矯正歯科では、顎のスペースが少なくて歯が並びきらない場合など抜歯を行うケースがあります。抜歯を行う事でスペースを増やし歯並びを良くする事が目的となります。
抜く歯は、第一小臼歯です。犬歯のすぐ後ろにあり、抜けば簡単に動かす事ができ、左右に4本もあるため2本くらい抜いても差し支えないだろうという考えで矯正歯科の際に抜くようになりました。それで前の歯がダイナミックに移動して仕上がりも変わるため患者の満足度も大きいです。
しかし、矯正歯科を行うために、健康な歯を抜かなければいけないという事がまずデメリットです。そして、全身から見た健康を確実に損なってしまう事になります。
さらに、抜いた部分の骨が痩せてしまうというリスクもあり、さらには全体に噛む力が落ちてしまい口腔全体がやせ細って歯の高さも足りなくなります。
歯がなくなってしまう事で周りの歯も傾き、そしてかみ合わせを悪くしてしまう原因となってしまいます。